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■C.E.O 藤原勝のインタビュー |
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Q.創業20周年ですね、おめでとうございます。 |
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多くのみなさまのご協力で、20周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。 |
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Q.振り返ってみると、どのような20年間だったのでしょうか。 |
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心底仕事に専念していると日々は早く、一年二年なんてあっという間でした。特に前半はまさに激動の日々を過ごしてきたように感じます。それが積み重なって20年経ったとはいえ、非常に短く感じられますね。幸いにも、人との出会いに恵まれ、支えていただいきました。みなさまへの感謝の気持ちでいっぱいです。
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Q.その20年間で、最も心に残るできごととは何でしょうか。 |
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CIの導入ですね。創業5年目で「株式会社ヴューズ」に社名を変えたことが、ひとつの転機となりました。お客様の望むものを「見る」、現場を「見る」、明日を「見る」、「ヴューズ」。私も、そして社員一同も「ヴューズ」の名と共にもっと大きく!を目標に、一層の努力を続けてまいりました。
それを機に、全国7箇所に営業所を展開できたことが大きいです。いつも第一に考えてきたことは、地域の販売店へのサービスです。常に販売店さんの身近にあって、最適なサービスを提供し、迅速にフォローができる体制を確立することに注力してきました。各地域それぞれに販売店さんとの信頼関係を築いていくことができたら。またそれを全国に広げていくことができたら、このネットワークの構築こそが我々にとって大きな財産であると考えています。
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Q..PC業界を20年間見てこられ、成長するメーカーが持つ強みとしてはどういったことが 考えられますか。
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経営の考え方ではないでしょうか。経営者のモチベーションの高さ、ユーザーのニーズを的確につかむ力が、この業界で活躍するには必須です。常に最先端の情報を収集し、どのような商品を出せばマーケットが支持してくれるのかを先読みしていく。時には大胆な変化も必要でしょう。いつまでも同じことをしていたら飽きられてしまう、という危機感も必要だと思います。やはり常に新しい感覚を持って、定期的に適切な新商品を生み出していくメーカーさんは支持されていますから。
また、ペイラインという厳しい現実がある反面、良い商品を創るために、必要であれば投資も惜しまないという志も必要です。そのバランス感覚が要求される世界だと思いますね。
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Q.業界発展のために、各メーカーに望むことなどはありますか。 |
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歴史をもつメーカーさんも数多くあります。老舗になればなるほど、新しい感覚を常に意識して、
変化し続けていくことが必要だと思います。それを実行するメーカーさんが、現在、第一線で頑張っておられます。
新規参入のメーカーさんについては大歓迎です。同人ソフトなどから商業化し、新しく業界に入ってこられるメーカーさんは、同人ソフトのユーザーを一緒に連れてきてくださるわけです。そしてそのユーザーが、既存のメーカーさんの商品にも目を向けてくださり、業界全体が活気づき、発展していくということが理想の形ですね。新規参入メーカーから老舗メーカーまで、お互いに刺激しあって業界全体の発展に尽くしてほしいと思います。
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Q.販売店やメーカーとの“Be Together”をモットーに活動されてきた20年間ですが、 これまでの、そして今後の“Be Together”の展開とはどのようなものでしょうか。
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10年前に、「V10」キャンペーンというものを実施しました。これはメーカーさんとのコラボレーション企画であり、メーカーさんのご協力を得て、販促強化タイトルをチョイスして展開したものです。
また、過去の名作をお手軽価格で提供し、新しい若いユーザーに大変好評を博した『もう一度君に逢いたい』シリーズ。そしてまったく新しいユーザー層を取り込むべく販売の強化を行ったDVD-PGという新たな商材。これらは販促POPの掲示方法や専用棚の設置などにおいて、販売店さんの多大なるご協力があってこその成功でした。
さらには当社で企画運営しているイベント『キャララ』。このイベントは、発売日を間近に控えたメーカーさんが、ユーザーに直接プレゼンテーションできる場として活用していただいています。
近年はコミックマーケットにも出展し、メーカーさんの販促活動のお手伝いもしています。
不況と言われて久しい昨今、当社は20周年という節目を迎え、より一層、販売店さんやメーカーさんとの関係を密にして、マーケットの拡大を目指し、特定の業者、企業だけではなく、共に関係各社が潤うようにと、日々精進していくつもりです。
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Q.最後に今後の展望と、これからやりたいことなどを教えてください。 |
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美少女ゲームのユーザーは30万人ともそれ以上とも言われていますが、実際に購入するのはまだ、ごく限られた層です。突出した商品は別として、一般的には販売本数の落ち込みを常に危惧しているというのが現状です。業界全体の販売本数をもっと伸ばしていくためには、メーカー、流通、販売が一丸となって話し合い、盛り上げていくようなことを真剣に考えていくべき時期が来ているのではないかと思っています。その先鞭をつけるのが、当社です。
メーカーさんとの対話によって斬新な企画を打ち出し、良質な商品を創造していく。戦略的な営業所展開によって、販売店さんを強力にサポートしていく。こうして業界全体を支え、盛り上げていくことが、これからの当社の責務だと考えています。
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ありがとうございました。 |
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